バッサリめTumblr

いまごろの季節に外を歩いていると、
 たくさんの花が咲いているのを見ることになります。
 ほんとうは夏でも、花はたくさん咲いていますが、
 寒くて静かだった冬をこえてきて、
 さぁ、とばかりに咲く花を見るのは、
 人間にとってもうれしいものです。
 
 人が植えて咲かせている花を見るときには、
 花をいいなぁとながめる気持ちの他に、
 それをした人への、共感やら感謝やらも混じります。
 そして、詠み人知らずのように咲いている花には、
 野良猫に対して感じるような、
 たいしたものだというふうな敬意が湧いたりします。
 
 でも、正直なところ、
 街のあちこちに勝手にじぶんの居場所をつくって、
 よく言えば自由に咲いている「雑草」のことを、
 ぼくらは、よろこばないように心決めています。
 了見が狭いなぁと、思います。
 雑草が雑草であることを知らなかったら、
 いいなきれいだなと感じられるのかもしれないのです。

 ナガミヒナゲシという花を見ていて、
 ぼくは素直にきれいに咲かせたなぁと思っていました。
 知らない誰かが愉快犯のように、
 空き地に花を咲かせるパフォーマンスをしている‥‥。
 そう想像していたのでした。
 やがて、「あの花はナガミヒナゲシという雑草です」と、
 知らせれ、知ることになりました。
 でも、いまも、ナガミヒナゲシのことを、
 ぼくは、可愛くて儚いなと思いながら見ています。

 世の価値観のなかで、「きれい」と決められた花の名や、
 「いい」と決まっていることばを選んで、
 「きれい」や「いい」を生きていくのは、
 大滝秀治風に言えば「ほんとうにつまらん」ことです。

 <ヒメジョオンに埋もれてくちづけをした> 
 あの名だたる雑草をみごとに歌のなかに活けた
 松任谷由実さんのあの曲を、今日は聴こうと思います。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
愛を歌わなくても愛を共有できる。そしてそのほうが強い。

空中リプライだけど。大学院進学を悩んでいるっぽい人がいたので、サンプルプロセスを5分位で考えてみた。(あくまでもサンプル。自分でプロセスも考えた方がさらに良いはず)
1.ポストイットとペンを持ってくる。
2.1枚1個やりたいことを書きまくる。(明日とか1年とか10年とか気にしなくていい、とにかく書きまくる)
3.本当にやりたいこと以外を排除する。(他人からの期待によってやりたいと思っているようなこととか、親の期待とか)
4.プロ(仕事)としてやりたいこと(一部でも良い)を残す。
5.その夢に大学院が必要かどうか考える。
なんか就職指南みたいだな。日本て多くの人は18までそういう事考えなくて良い環境だし、下手すれば22まで考えなくて良い環境のせいか学生が慣れてないのかもね。自分の夢に対する責任とか挫折とか味合わない。

私はグレイトフル・デッドと音楽ビジネスから、
どれほど多くのことを学んだかわかりません。
音楽ビジネスが私におしえてくれたことをいくつか挙げてみます。

【粘り】
初めのうちは、講演させてくれるなら無料でもどこへでも出て、
経験をつみ、ファンをつくります。
たとえ講演料が無料だったり、タダ同然であっても、
まず何百本かやる覚悟が必要です。
それがないなら、収入につながるほど上手になれるはずがないので、
はじめからあきらめた方がいいです。
何か技術を本格的に身につけるには1万時間必要だと言われています。
まずその1万時間をやりとげることです。

【動機】
お金じゃないんです。
本1冊の印税なんて1ドルか2ドルだし、
講演料も、はじめたばかりのころにはほとんどもらえない。
お金のためだったら、いまでも大企業で勤めていますよ。

【クリエイティビティーの発揮】
私はロックスターになりたいけれど、音楽の才能がないんです。
でも幸せなことに、毎週、数百人、時には千人の聴衆の前でステージに立ち、
クリエイティビティーを発揮できるすばらしい機会を頂いています。
麻薬みたい。いや、麻薬よりいいですね。

【ファンとの交流】
ライブの後は観客との時間を大切にします。
最後のお客様が帰るまで残って、名刺交換し、
一緒に写真をとり、本にサインします。

【コンテンツを大量に創ること】
本を出すだけではなく、
ブログ、動画、ソーシャルメディアでの交流はマストです。
無料コンテンツは有料コンテンツへとつながり、ファンの拡大は講演依頼、
特に、フィーをしっかり頂ける企業向け講演につながります。
例えば私は、今年の始め、
ビースティー・ボーイズやレディオヘッドをまねて、
「クラウドソース」の動画を制作しました。
観客が撮ってくれた私の講演の動画を集めて編集したのです。
一工夫加えて、公演中に聴衆が発信したツイートも数百入れ込みました。
この動画のおかげで、世界中から講演依頼をいただいています。
これも、元は音楽の世界のアイディアです。
※動画のダイジェスト版はこちら。
 
【流通】
ビジネス書を出版するには、自費出版、インディーの出版社から出す、
メジャーの出版社から出すという3通りがあります。
私は3つとも経験していますが、著書7冊のうち最近4冊は、
アメリカ最大のビジネス出版社であるワイリー社から出しています。
なぜか? お金ではありません。儲けなら自費出版のほうがいい。
メジャーを選ぶ理由はただひとつ、流通です。
数ヶ月前アムステルダムで本屋にふらっと入ったら、
私の著書の英語版、オランダ語版を両方おいていました。
これは自費出版ではまず無理でしょうね。

【成功の秘訣】
ひたすら働くことです。
講演依頼は迷ったら受ける。飛行機に乗ってでも行く。
狂ったようにブログを更新する。次々出版する。
メディアのインタビューを受ける。
セス・ゴーディンやトム・ピータースなどが各地で講演を続けるのはなぜか?
それが大好きだからです。
彼らが成功しているのはなぜか?
一生懸命働いているからです。
ビジネス誌で頻繁に引用され、熱心なファン向けに
ブログで新しい話題を次々提供しているのです。

──以上のように、音楽ビジネスからはたくさんのことを教わりました。
今の自分があるのは、十代の頃から音楽が大好きで、
何十年もにわたって毎月数本のライブをみてきたからこそだと思います。
本当に幸せなことです。

「好きになって」と言う人を好きになるのは難しい

編集部:この本のメッセージが、友達や仲間を大切にしよう、ということだとすると、仲間をどうやって増やすかが問題になってきます。これが「ブランディング」の難しいところで、「自分を好きになって」と強要してしまうんですよね。

糸井:それは違うんじゃないかな。ブランディングの目的は好きになってもらうことではないでしょう。たとえば芸能でね、ぼくが歌手だったとして、僕を好きになるようなプロモーションフィルムを作っても、もともとぼくを好きだった人しか見ないよね。「自分を好きになって!」って言う人を好きになるのは難しい。ブランディングはやっぱり「背中」で語るのがいいんじゃない?(笑)

―― 確かにシャネルは「私を好きになって」とは言いませんね。

糸井:シャネルは「私はこういう映像が好きよ」って言うだけなんだよね。その映像を見て「自分も!」って思った人がファンになる。そういえば、動物って「好きになってくれ」キャンペーンはやらないじゃない。これは大ヒントなんじゃないかな。

 「好きになりかかっている人」に好きになってねということはできる。アマゾンのように、こういうテイストが好きな人はこれも好きでしょうと提案するのは、案外できるんじゃないかな。

編集部:ほぼ日では、手帳だけでなく、カレー皿でも、ものを作るプロセスと、使うときのプロセスを見せますね。好きになりかかっている人には、そういうのがたまらないですよね。

糸井:でもそれを「物語性」って言ったら、バレちゃう時代でしょう。カレー皿は、最後のご飯ひと粒もすくいやすくて、デザインもきれいなカレー皿がなかったから、陶芸家の方に注文したんです(ほぼ日「ほんとにだいじなカレー皿」)。お願いしたのは、最後のご飯粒までちゃんとすくえるということ、そしてきれいなもの、という二つ。それで、本当にきれいなお皿ができたんで、これならカレー以外も盛れますよねって。

 ほぼ日でコラボレーションするときは、必ず自分たちを低いものとして考えるんです。編集者でもイラストレーターでも、頼むときに「あいつどうせ仕事ないから頼めばやるよ」なんて言われたら嫌でしょう。ぼくは頼まれる側にいたから、そういう気持ちに配慮してやりたいと思う。

―― そうですよねえ。

昨日からこのスレだけをひたすら読んでる。真っ白の卒論は遅々して進まず…。
俺は一つのことに気付いた。
最も大切なのは卒業することじゃない、愛だ。

水:大切なのは、原点を見極める自分をつくること。本質を知るとか原点を知ると言っても、本当に本質や原点を見極められる人間はそう世の中にいっぱいいない。やり方論と、今こうしているからこうだとかいう表層のことばかりで。そんなのは原点でも本質でもない。ここに問題があるからこうしましょうと、これは決して本質ではない。
 でもみんな日常の業務ってこんな感じでやっていない?今はこうです。良いところはこうです。悪いところはこうです。だからこうします。今やっていることが是か非かも問わずに、今やっていることをホイホイ肯定して、それでいい点、悪い点を評価してこうしましたって。
 これじゃ何もないよ。今やっていることが、そもそも本質と言えるのか。これは20年前につくったやり方だけど、今の時代にも合っているかどうか。ほとんどの人の今やっている仕事には、こうした精査がないのよ。今がこうだ、問題がこうだ、利点はこうだ、欠点はこうだだけ。
 だから次にこうします。そんなのばっかり。やり方の改訂をやってばかり。ほとんどの企業のほとんどの業務はこのパターン。本質を見ていない。原点を見ていない。実はこれが世間で良いと言われているKT法(アメリカのケプナー博士とトリゴー博士が体系化した発想法。「現況把握」「問題分析」「散在的問題分析」「決定分析」の4つのプロセスを経て問題解決を図る)なのよ。俺、KT法は嫌いなんだ。

F:KT法。NASAか何かからきた発想法でしたっけ。

水:KT法には本質がどこにあるかというさかのぼりがないのよ。現状と問題分析と今後の対策しかないわけ。これはやり方論の改良にすぎないわけ。俺は間違っていると思う。こんなものの研修を受けちゃうから、本質に戻れなくなるのよ。
 だって簡単でしょう。だいたいどこの会社だって提案書を見てごらんよ。みんな現状、問題点、ここから伸ばすべき改良点が書いてある。だから今後こうしますと、みんながみんなこういう提案書を出しているじゃない。
 もともと現状を肯定するか否定するかなんてどこにもないわけだよ。誰も本質に戻っていないのよ。でも、実際は企業ってほとんどこれで動いている。

世の中の主流の考え方から意識的に離れて生きる必要もある。毎晩、外食やカクテルパーティに出かけて誰かと話しても、結局は誰かの言うことを繰り返すようになるだけで、何かを創造することはできない。人と話ばかりしていると、とても居心地が良くなりはするが、同時に独創性も失われていく。創造的になる唯一の方法は独りで居ることだ。誰もいない場所で、まっさらな紙やコンピューターと向き合うこと。それが、自分独自のアイディアと直感を見つけるために最適な方法だ。

「インスピレーションの源は何だ」とよく質問されるが、そんなものはない。私に直接インスピレーションを与えるものはない。私は物事に無頓着に生きている。つまり、直接的に情報を受け取ることがないということだ。私は、自分の人生という存在からインスピレーションを受けているし、また常に自分のミスを理解しようとしている。自分がなぜそうしたのか、どうすれが同じ過ちを避けられるのか、ということをだ。

<セットリスト>
01. inori
02. blind summer fish
03. doreddo 39
04. afternoon repose
05. bitter sweet
06. another grey day in the big blue world
07. birds

08. 30minutes night flight
09. ドリーミング
10. 記憶-there’s no end
11. 僕たちが恋をする理由
12. セツナ
13. ユニバース
14. 30minutes night flight~sound of a new day

15. Driving in the silence
16. Sayonara Santa
17. Melt the snow in me
18. homemade christmas
19. 今年いちばん
20. たとえばリンゴが手に落ちるように
21. 極夜
22. 誓い
23. Driving in the silence -reprise-

アンコール
01. Buddy
02. おかえりなさい
03. 真昼が雪(13日)/冬ですか(14日)/Rule~色褪せない日々(16日)/木登りと赤いスカート(17日)/ポケットを空にして(18日)

・「Only is not Lonely」
 「ほぼ日」の基礎にあることばは、これです。
 英語としては、まつがってるようですが、
 変えるのもむつかしくて、そのままにしています。
 日本語にしたら、
 「たったひとりということは、孤独だってことじゃない」
 というようなこと、のつもりです。

・徒党を組んだり、群れを成したりするのが
 苦手な人がいます。
 実は、そういう人は、いっぱいいます。
 ぼく自身も、そういう人のひとりだと思います。
 でも、「ひとり」たちが、たがいを知り合って、
 力を合わせて、なにかを建設することもできます。
 「ひとり」が、別の「ひとり」を理解して、
 慰めたり勇気づけたりすることもできます。
 「ひとり」と「ひとり」は、つながれるんですよね。

・そして、「ひとり」の部分を失っていて、
 群れとしてしか生きてない人は、
 「おおぜい」というモンスター人格になっちゃいます。
 ぼくは、若いころから、よく
 「ひとりでいる顔が想像できない人は、嫌いだ」と、
 生意気にも公言しておりました。
 これは、実はいまでも思っていることです。
 たいていの、いい男やいい女は、
 ひとりでいるときの顔をしっかり持っています。
 
・インターネットが発達したことで、
 近くにいる人々の他に、遠くにいる「ひとり」と、
 つながりが持ちやすくなりました。
 そのことで、ますます、
 「Only」な「ひとり」は、「Lonely」でない
 ‥‥ということがわかりやすくなりました。
 
・あの大きな震災があってから、ますます、
 「ひとり」ずつが、じぶんの足で立っていることと、
 「ひとり」ずつが「つながりあう」ことが、
 大事になったように思います。
 もっと、言おうかな、「Only is not Lonely」。

結婚はどちらかが死ぬのを見ていてあげること

──そして本作には、坂本さんにとって2曲目となる自作曲「誓い」が収録されています。初めて作曲された「everywhere」(15周年ベストアルバム「everywhere」収録)は、ヨーロッパでの一人旅の中からホロリと生まれた曲だったそうですが、今回は?

「everywhere」で作曲がすごく楽しいことがわかったし、もっともっと作りたいなと思ったんですけど、特に意識して取りかからずに「できるときにできればいいや」って放ったらかしだったんです。そして春に始まったツアーが震災で中断せざるを得なくなって、ほかの仕事も延期や中止になって……ツアーのことも、これから先のことも、家にずっといると不安なだけで、すごく気持ちがまいっていたんですね。何日かしてやっと外に出ることができて、久しぶりに事務所で集まってみんなで話したときに「なんでこんなに思いっきり立ち止まってたんだろう」って。「もの作りをやめてはいけない」という気持ちに自分が切り替わったときに、今はステージもないし、スタジオに行くこともできないけど、何かしなくては! こんなときこそ曲を作るか!みたいな感じで(笑)。そのときは歌詞はほとんどなかったんですけど、そうやって作った曲ですね。

──最近はほかのアーティストさんに話を訊いていても、どうしても震災の話に行き当たってしまうんですよね。

冬のイメージって、クリスマスなどの楽しさと同時に、春を迎える前の大きな試練、春を待つ季節という意味合いもありますけど、私としては冬に実るものもあると思うんです。冬も毎年いつかは終わるし、このアルバムが似合わない季節もやってくる。でもまた次の年には冬が来て……そういうふうに止まりたくても押し流されるように、どんどん時が進む中で、押し流されていかなきゃいけない部分もあるんだというか。自分だけがずっと冬でいることはできないし、春になったら春の生き方、夏になったら夏の生き方をしていかなきゃいけないっていうのを言いたかったんです。何があっても冬は終わっていくわけですよね。春もいつか、夏もいつか、って。それをちゃんと自分で感じて、終わらせていかなきゃいけないっていう気持ちがあって。

──ええ、ええ。

今は皆さん自分なりのメッセージを歌いたいときだと思いますし、私にも残しておきたい気持ちもありました。最近自分が結婚したこともあって、誰かの死を、身近な人の死を見届けるということがリアルになったのもあるかと思います。結婚したばかりで何言ってるんだっていう感じですけど(笑)、本当にそう思ったんですよね。結婚したってことは、どちらかが死ぬのを見ていてあげることなんだって思って。それって、一緒にしちゃいけないけどペット飼うときと同じで(笑)。

──あははは。そうですね(笑)。

ペットってすごく癒されるけど、いつか介護しなきゃいけなかったり、その子が死ぬのを見てあげなきゃいけないっていうことまでわかった上で、家に受け入れなければいけないってよく言いますよね。結婚も一緒とは言いませんけど(笑)、やっぱりそういうことなんだって思ったときに、自分の親もその親もみんなそうして生きてきたってことが、すごくリアルに感じられるようになって。どんなに突然であっても、それによって自分が止まってはいけない、その人の死をちゃんと見届けたあとの責任として、自分はきちんと自分の命を全うしなければいけないんです。そうでありたいなということを、この半年の間のいろんな出来事を通して考えていたので、歌詞にはそういう思いが出ていると思います。